桃里*事故に遭ったアオバズク

2023年8月16日(水)

※出血とかは無いですがケガをしたアオバズクの写真を載せているので、苦手な方はご注意下さいm(__)m

市街地へ向かっていると、歩道でカラスが2羽何かをつついている姿を発見。

ロードキルに遭った生物でも食べているのかな…って思ったら、つつかれている子が羽をバタバタさせていた!

ビックリして近くに車を停めてカラスを追っ払う私。

…今思えば勇気ある行動よね、私もカラスにやられるかもしれないってのに(;^ω^)

カラスが居なくなったのを確認してつついていた子を確認してみると…

\…鳥、だよね?/

えっ、まさかカンムリワシ?!事故に遭っちゃったの?!

テンパる私。

車の中には子供達が心配そうにこちらを見ていて…

とにかく連絡してみようとネットで調べながらチラリと様子を見てみると、この子、息しているのよ。

絶対死なせたくない!って思って急いで環境省へ連絡。すると…

「鳩ではないですよね(呆れ声で)」

えっ…鳩、では無いですけど…

もしかしてよく見間違えた連絡があるのかしら…

「カンムリワシかもしれない」ってあいまいな言い方をした私も悪いけれど(テンパってたんでね)、そんなに嫌がらなくても良くない?

「とりあえず向かいます」との返事をいただき、ほっとしていると、環境省へ連絡する前に私が頼りまくっているカンムリワシ・リサーチ様へX(旧Twitter)のDMで写真を送って確認してもらっていたんです。

すると、電話の終わったタイミングで返事が来ていて「アオバズクです」との返信があったのですぐ再度環境省へ連絡いれてアオバズクだった事を伝えると

「じゃあ、そのままその場に置いておいてください」

えぇ?!この子を放置しとけだと?!?!

さすがに生きている子を放置は出来ないんですけど?!?!

主人に相談したら「動物病院に連れて行ったほうが」って言われたんだけれど、なんせワタクシ…

鳥類触れません(´;ω;`)

鳥類だけじゃなくて虫だって無理よ(´;ω;`)

連れて行こうにもくるんでやるタオルも持ち合わせておらず、入れてあげる段ボールも無く…何のためにここに居るんだ、って言いたくなる様な状態の私。

どうしよう…って思いながらアオバズクに近付いてみると…

\羽がぐいってなっている…/

車とぶつかった(んだと思う)時に羽が曲がっちゃったんだね…痛いよねこれは…

でも必死に呼吸をしているんです…どうにかして助けてあげたい。

空を見ると近くで今か今かと待ち構えているカラスたち…こわいぃ…

でも触れない私…いくじなしめ!

考えに考えた結果、こうなりました。

\ビニール傘でガード!/

無いよりは良いだろう!と、車にのっていたビニール傘でガードしてみた。

…まぁ反対側がら空きなんでカラス来たらすぐ入れちゃうんだけど(;^ω^)

この状態で環境省さん来るまで傍で待つ事にしました。

\お顔隠れちゃって見えず…/

くちばしがチラリと見えているのでお顔見えそうだったのですが見る事は出来ませんでした。

周辺に血痕は残っていないので、カラスたちによる出血は無いみたい。ほっ

でも車道に血痕があったので、きっと車にぶつかってしまって、誰かが歩道に移動させてくれた…んだと思いたい。

連絡して30分、環境省の方が来てくれた。

場所も市街地から離れていたので来るの大変だったろうに…すみません。

段ボールとタオルを準備してくれてそこへアオバズクを入れていたのですが、その時に少しだけバタバタっと動いて見せたアオバズク。

「最後の力を振り絞ったかもしれないね…」と環境省の方。

もうダメなの?そう思いました…

段ボールへ入れる時にアオバズクの様子を少し見させてもらったのですが、片目が開かない状態…カラスにやられてしまったのかも。片目だけで一生懸命こちらを見ていて、発見が遅れたのと対応出来なかった申し訳なさが襲ってきた。

動物病院へ連れて行くとの事だったのですが、助かったのかは分かりません。

後日聞いた話によると、別の日に他の野鳥も数匹事故に遭っていて救護されていたそうです。

環境省の方も人数が限られているので対応出来たり出来なかったり、動物病院も預かれる数が限られているとの事で少しでも野鳥たちの事故が減る事を祈るばかりです。

今回事故に遭ったアオバズクを発見した時、本当は助けるべきでは無かったのか?と思ったりもしました。救護の連絡して良かったのか?と。

でも人間に被害を与える子じゃないから助けてあげたい、って気持ちが出て来て。

きっと夜に事故に遭って私が発見するまでの間、痛かったはず、きつかったはず。

カラスにつつかれて「もう終わったな…」って死を覚悟していたのかもしれない。

でも、私が中途半端に助けてしまったもんだから、きつい思いをしばらくしないといけなくなってしまって…

そう思うとアオバズクに対して申し訳ない気持ちが出て来てしまいました。

どうしたら良かったんですかね。

助けるべき?そのまま放置しておくべき?

私には難しいや…

この子達の事故が減りますように。

ドライバーさん達が法定速度を守って運転してくれますように。