名蔵*いじめられていたアオバズクを保護&動物病院へ連れて行った時の話

2023年9月6日(水)

出掛けていると複数のカラスが歩道で何かをツンツンしていた。

ちょっと離れた木にはカンムリワシもその様子を見ている。

何事?

って思ってカラスたちの居る場所を見てみると…

\ちょーん/

アオバズクが居たΣ(゚Д゚)!

くりっくりお目目ですねぇ!可愛らしい…じゃない!

カラスたちがツンツンしていたのはアオバズクだったみたい。

ん?なんだか前にも似ている様な事あったなぁ…

↑先月もケガしたアオバズクに会ってたわ、私(;^ω^)

しばらく様子を見ていると、どうやら足か羽をケガしてうまく歩けない・飛べない状態で、そんな状態だからカラスが獲物として狙っていた…のかと。

「えっ、何?」ってキョロキョロしながらカラスを見ているアオバズク、どうすりゃいいんだ…とテンパる私。

とりあえず…と、『たまよせ動物病院』さんへ連絡してどうすれば良いか聞いてみた。

『たまよせ動物病院』さんはカンムリワシをはじめ、島内のケガした野鳥達を保護&治療してくれている病院さん。

電話して相談してみると「可能であれば捕まえて病院まで連れてきて欲しい」との事。

私、フクロウ捕まえた事無い…なんなら手袋とか段ボールとか保護する物を持っていない…

どうしよう、と思って車内を見てみると、息子のねんね用のガーゼタオルがあった。

「それでも捕まえて大丈夫ですか?!」って聞いたら「そんな上等なのじゃなくて良いけれど…(笑)」って言われつつOKが出まして。

その前に捕まえられるのか…?

不安になったので「捕まえられたら連れて行きます!」と伝え電話を切った。(笑)

\電話中もじっと私を見つめて待っていてくれた/

よし、と気合いを入れて準備していると、木にとまってずーっと見ていたカンムリワシがアオバズクの前に降り立った。

その姿を見てカラスが逃げて行ってね、カッコ良かったー…

アオバズクを助けてくれているのかと思ったら、どうやらカンムリワシにとってもアオバズクは獲物の範囲なんですってね、アオバズクをシャーと威嚇(?)しておりまして(;^ω^)

えぇー…?って見ていると、またカラスたちが飛んできたので、見ていられず車を飛び出し「やめろー!!!」って入っていく私。何してんだ(笑)

\こんなにちっちゃい子なんです/

周りにカラスもカンムリワシも居ないのを確認して(でも近くの木にとまっている)、ガーゼタオルを広げて持ちながらゆっくりゆっくりアオバズクに近付いて…

「大丈夫だよー」

「こわくないよー」

「病院行こー?」

って声掛けながら近付いて行って、私の思いが伝わったのか否か、翼を広げてゆっくり近付いて来て、私の持っているガーゼタオルにスッポリと入ってきてくれた。

「やっとこの場から解放されるー!」ってアオバズクが喜んでいる様にも見えました。

※後で知った事ですが、翼を広げている姿って威嚇の姿なんですって(笑)

ガーゼタオルにくるんで助手席の足元に置いて、病院へ急ぐ私。

病院着くまでにタオルから飛び出して車内で大暴れされたら私何も出来なくなっちゃうんで(;^ω^)

しかも車内には私の大事な子供達一緒に乗っていますからね。

「静かにしてね」ってお願いしたら病院まで大人しくしていてくれました。

そのおかげで無事に病院へ着いて、診察をしてもらって、足がケガしていた事を知りました。

片足がケガしていたみたいなんだけれど、片足でもケガしているとご飯も食べられないらしい…だからこのアオバズク、もっふりしているけれどやせ細っている状態だったみたい。

めちゃくちゃ軽かったもんなぁ、持った感じが。

後の事は病院にお願いして帰ってきたのですが、治るのだろうか…

交通事故に遭ったのかな、それとも何かの拍子にケガしてしまったのか…

無事に治ってまた森に帰る事が出来ると良いのだけれど(´・ω・`)